1992平成4年11月首里城公園開園式典

沖縄の日本本土復帰20周年を記念して、首里城公園は国営沖縄記念公園首里城地区として開園しました。
正殿前御庭において県内外から約750名を招待し開園式典が厳かに開催されました。

2000平成12年7月九州・沖縄サミット2000「首脳社交夕食会」

首里城公園では、各国首脳一行をお迎えし、下之御庭で旗頭や古式行列、獅子舞などが披露されました。
夕食会の会場は「沖縄の歴史と文化がしのばれる空間」ということで、琉球王国時代にも接待に使われた北殿が使われました。

2016平成28年8月首里城正殿の漆等塗り直し作業開始

沖縄の強い日差しや激しい風雨にさらされた正殿は漆塗装が剥がれ、彩色に褪色が見られるなど劣化が進んでおり、平成28年度から平成30年度までの3カ年をかけて首里城正殿の塗り直しが行われました。
開園以来、適宜塗り直しが行われ、この時は約25年ぶりのことで塗装作業の職人さん達のために組まれた足場は、その時にしか見ることができない風景です。
一方で、作業期間中に来園者の記念撮影のため正殿が描かれた巨大な養生シートが設置されました。
完成後は首里城正殿の美しい赤が甦りました。

2021令和3年6月首里城正殿遺構等の一般公開

2019年10月31日未明の首里城火災によって、正殿をはじめとする全9棟が焼損しました（全焼・一部焼失を含む）。
しかし世界遺産「首里城跡」の一部である「正殿基壇遺構」は高熱を受けながら残りました。
首里城正殿の基礎にあたる石積みで琉球王国時代に築かれたものです。
首里城火災以前は強化ガラスの床窓から遺構を見下ろしていましたが、翌年6月からは覆屋で遺構が保護され、四方向から角度を変えて見ることができ、火災からの復興を目指して初の一般公開となりました。

2022令和4年10月見せる復興

北殿跡には木材倉庫・原寸場などの建物が完成し、大きな窓ガラスからは宮大工の作業風景を直接見ることが出来るようになります。
11月には正殿起工式が行われ正殿の復元工事も本格化します。
今見ることのできる復興の様子を是非ごらんください。